2007-07-09から1日間の記事一覧

第137回芥川賞選評

この半期の文学界で大きな話題となったのが綿矢りさ「夢を与える」である。「蹴りたい背中」の緻密な描写により最年少で芥川賞に輝いた彼女が、その狭い世界を放棄し、暗示に満ちた人生を鳥瞰したこの作品が“失敗作”であるということは、多くの論者が共通し…