2004-03-01から1ヶ月間の記事一覧

桜蔭

毎年、この季節になるとサンデー毎日などで高校別の大学合格者数が報じられる。それによれば2004年の東大入試では桜蔭高校が躍進したという。 桜蔭高校が東大合格者を倍増させて、男子御三家などとの互角に人数を競うようになったのは、1994年のこと…

劉邦の組織

面白半分に漢の劉邦の部下を近代の軍部の職制に擬えたことがある。蕭何は軍部大臣、張良は参謀総長、陳平は参謀次長、韓信は第1軍司令官、曹参は第1軍参謀長、彭越は第2軍司令官、英布が第3軍司令官。 これが三国志になるとそうはいかない。諸葛亮も司馬…

ものづくりの国

北海道庁の新人研修のとき、北海道が今後発展していくためにはどうしたらいいか、講師からグループ討議の課題が出された。多くのグループが、農業と観光の振興という回答を導いていた。私は自分の発想の貧困さを棚に上げて、誰でも同じようなことを考えるも…

浦島太郎の遺言

旅行会社の壁に大きな南洋のポスターが貼ってあった。透き通る海は、しばれる冬の北海道に住む私たちにとって憧れである。しかしその環境は、私たちが想起する豊かな自然とは乖離している。南洋は生物のほとんど住めない場所だからこそ透き通って美しい。南…

モーニング娘。

今さらモーニング娘。もないだろうとは思うのだけれど。 私がモーニング娘。に初めて関心を持ったのはラブマシーンだった。新メンバーの後藤真希を中心にしたこの時期から早五年。構成員もグループそのものも大きく変化した。 拡大を続けるモーニング娘。に…

義経と芭蕉と私の旅

昨日の青森からの帰路、海峡線から津軽線に乗り換えた。終着駅の三厩は義経伝説の地である。藤原泰衡に裏切られた義経は平泉を落ち延びて宮古から海路を津軽に入る。竜飛岬の付け根にあたる三厩まで追い詰められた彼が仏像を彫っていると荒れる海峡は穏やか…

ひょっこりひょうたん島

一年間にわたるNHKひょっこりひょうたん島の再放送が今月で終了する。この再放送を録画・保存するためにビデオデッキを購入した私としては、残念であると同時に、毎週ビデオが確実に作動しているか確認するために土曜の7時25分には帰宅しなければならなか…