2004-01-01から1ヶ月間の記事一覧

鉄路の彼方へ

東北新幹線が八戸まで北進し、白鳥が函館までを首都圏と結んだダイヤ改正から、まもなく1周年だという。 しかし、この新ダイヤは、われわれ青春18切符の愛好者にとっては、改悪でしかなかった。盛岡・八戸間の東北本線はJRから切り離されたし、青森・函…

ひとつの崖から

まだ幼稚園に入る前だから、もう20年以上前に読んだ本のタイトルである。筆者は当時高校生だったそうだけど、今はどうしていることだろう。 化石の入門書であるこの本には、平凡な崖から採れる貝化石の魅力が綴られている。二枚貝の種類によって水温や水深…

J文学,綿矢りさ

芥川賞候補作が発表された。候補5作のうち、19・20歳の女性が3人というのが異例で話題を集めている。選考は今月15日。結果によっては、さらに大きな反響を呼ぶ事になりそうだ。 私が最も注目するのは綿矢りさ。処女作「インストール」が文芸賞を受け…

中等教育への情熱

昨年は旭川東高校が創立百周年をむかえたそうだ。 道内の高校で最も古いのは明治28年創立の札幌南(旧制札幌第一中学校)と函館中部(函館中学校)。明治34年の札幌北(札幌高等女学校)、35年の小樽潮稜(小樽中学校)、36年の旭川東(旭川中学校)…

北方領土問題の早期解決を

最近の外交問題といえば、イラクと北朝鮮に目がいきがちになるが、依然として北方領土はわが国にとっての懸案である。特に、プーチン政権が高支持率で安定している今こそ、首脳のリーダーシップで解決に導くチャンスでもある。さらに日本国内の道州制の議論…

純愛、不治の病、死。

あけましておめでとうございます。本年も皆様にとってよい年でありますように。 さて、毎週更新といいながらしばらく管理をさぼっていた私は年末年始、イギリスへ行っていました。ロンドンを基点に、北はスコットランドのインヴァネス、西はアイルランドのダ…