アクセス向上

yosuke0araki2005-09-30

 ブログに限らず、ホームページの管理人ならば誰しも気になるのがアクセスカウンターが回っているかどうかである。ホームページは、誰かに見てもらうためのものであり、誰も見ていないのであれば、作成意欲は削がれる。それに、人の評価は正直なものであり、アクセス件数の多いページは内容においても充実していることを経験的に知っている。だから多くの管理人は、アクセス数を自らのページに対する評価の指標と捉えて、これが向上するような対策を講じる。
 アクセス向上の即効的な手法としては、検索サイトへの登録と相互リンクがある。しかし、検索サイトでもYahoo!の新規登録数は爆発的なホームページ新規開設数に追いつけず年々狭き門となっており、もはや素人には手の届かない存在になっている。Yahoo!以外の主な検索サイトとしてはGoogle Goo Infoseekなどがあるけれど、いずれも機械的な処理によって検索されるため登録による影響は小さい。相互リンクについては、個人間のリンクだけでなく、相互リンク専用のサイトも見られるようになったけれども、これらによる効果もそれほどないだろう。なぜなら、相互リンクを利用する人のほとんどは、自分のページを見てもらいたい人であり、他人のページを見たい人ではないからである。
 検索サイトにも引っかからないような泡沫ページならともかく、ある程度の内容があれば確実にアクセス向上できる方法を私は知っている。例えば、このサイトは約一年の期間に約1万2千件のアクセスがあるから、一日あたりでは30数件というところだろうけれど;
上戸彩石原さとみ市川由衣若槻千夏釈由美子石田未来熊田曜子森下千里綾瀬はるか相武紗季小野真弓安田美沙子岩佐真悠子杏さゆり山本梓黒川芽以長澤まさみ大塚ちひろサエコ上原美佐石井めぐる大久保麻梨子夏川純矢吹春奈近野成美星野真里・川崎真央;
 列挙するだけで、数時間に百件以上のアクセスがあることは確実だろう。「B.L.T」10月号というテレビ雑誌からアイドル名を抜書きしただけなのだけれど、深夜の時間帯には若年層を主とした男性ネット利用者が、こういう検索語によりネットサーフィンしていることが多いようなのである。また、これはやったことがないけれども、ページのタイトルだけ「女子高生○○の部屋」に変えれば、硬派の内容のページであっても検索サイトからの軟派の一見さんの訪問は甚だしいはずだ。
 もちろん、私はこういうやり方を勧めているわけではない。アクセス数というものが内容の充実度とは必ずしも連動していないということを主張したいのだ。多くの人が別の目的で誤ってアクセスするよりも、自分のページの内容に関心を持って定期的に閲覧してくれる人の存在の方が嬉しいものであるし、そういう人にメールをもらうともっと嬉しい。そうであるならば全てのヒットを平等にカウントすることの意味はほとんどないはずだ。
 以上、私は自分のホームページ管理における感想を述べてきた。しかし、このことは企業や官庁におけるページのあり方に対しても示唆できると思う。ネットサーフィンしていると、単に組織の対外的なイメージアップのためだけに支店レベルで空虚なページを作って全て本店へのリンクで事済ませたりする例が見受けられる。視覚的であろうとするために画像を多様しすぎ、ページが重くなってイライラさせられることもある。全然その企業と関係ないページにある広告からうっかり飛んでしまっても、テレビのコマーシャルほどには印象に残らない。形式的なアクセスよりも、コンテンツの充実によるリピーターの確保を。どのページにもあてはまるネットの大原則である。